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ーMADDアメリカ大会に国を超えたサポーター500人以上が集いましたー
代表 飯田和代
アメリカではすでに導入が進められているこの最新兵器を、初犯者から義務付ける法案が提出されています。グリンバーチ(MADD代表)は「あのドライバーの車に、もしもインターロックが搭載されていれば、私の息子は殺されなかったのです」と言いました。飯田和代も同じです。「せめて再犯者への義務付けを」とMADD Japanは今年の年末をめどに10万人の署名を集めて法制化をめざしています。日本政府のインターロックワーキンググループの委員数名もMADDの大会に参加されました。飲酒運転根絶は国を超えて、新たな一歩を踏み出そうとしています。みなさまの更なるバックアップをお願いいたします。

ーMADD
Japan アルコール イグニッション インターロック プロジェクトリーダーとしてー
副理事長 村上處直
MADD アメリカ大会に初めて参加し、アメリカ社会がいかに力を尽くして「飲酒運転根絶」に取り組んでいるかを目の当たりに学ぶことができました。昨年11月20日、北米では連邦政府とMADDの連携による「飲酒運転根絶キャンペーン」がスタートし、その中で、高度なテクノロジーを駆使した究極のツールとしての「インターロック」の効用が脚光をあびました
。
ブルーリボンパネル委員会の報告でもわかるとおり、豊富な研究基金をもとに、専門家が叡智を傾けて研究を続けたその成果を、このたびのMADDのワークショップで学ぶことができたのです。アメリカでは飲酒運転で逮捕され、免許を失ったドライバーが無免許で車を運転し[そのうちの60〜80%]更なる悲劇を重ねている実態が報告されています。また、インターロック装着時の効果、取り外した後の危険性など、地域別の統計などが科学的なデータとともに提示され、納得のいく説明を得ることができました。それらの事実に基づき、「2007年をイグニッション インターロック展開元年」と名づけ、大々的なキャンペーンに突入したのです。
思えば、MADD Japanは昨年5月、カナダのACSの協力を得、アメリカMADDからの支援を受けながら、二人の理事の車にデモ器をつけ、はじめてのデモを行ったのでした。その後、日本政府の中にも「インターロックワーキンググループ」が立ち上がり、今回その中の代表委員の方々がMADDの研修会に参加されていました。昨年11月、アメリカの代表グリンバーチを迎え、MADD
Japanは再犯者への搭載」を義務付ける法制化への署名活動を発表し、大きな反響を得ましたが、今回、アメリカMADDの研修会に参加し、社会的エネルギーの格差をまざまざと見せられ、その違いの大きさに身が凍る思いがしました。
1972年、「ニクソン教書」ではじめた「建物火災による死者半滅プロジェクト」では、安全問題解決のためには、人間社会全体が一丸となってとりくみ、そこに住む人々の意識改革が必要であり、行政およびすべての省庁が共通に問題と向き合い解決していかなければならないことをアメリカの社会から学んだものです。
火災は消防の仕事、そして、建物は技術者や建築家など専門家に任せておけばいい、と考えているところに日本の大きな誤りがあるのです。
安全問題や環境問題は限られた専門家・技術者のみの仕事ではなく、社会全体をいかに巻き込むかが大切で、そのためにもMADDの活動が必要不可欠であることを、再確認させられる研修会であったと痛感いたしました。アメリカ並みに初犯者からインターロックの義務付けが法制化されるまで、ゴールは遠くないことを信じて、たゆまぬ努力を続けてまいります。
日本の社会を構成する一人ひとりの協力を切に願います。

ーMADDアメリカ大会に参加してー
アメリカ大会特別派遣者
鈴木由紀
初めてのアメリカ、何もかもが新鮮に映りましたが、会場となったセントルイスは過去の大洪水の爪痕が至る所に残っており、復興までにはまだまだ道のりが遠いと感じさせられました。
『クレイジーな代表とようこそU.S.A.へ』
代表がたくさんのアメリカの人々と言葉を交わすそばで、私は温かい歓迎を全身に浴びました。フロリダ、カリフォルニア ダコタ、オハイオなど全米から、500人ほどの参加者が集いました。
音楽を専攻した私にとって、ホテルの近くにある大きな劇場で開かれた「キャンドル ライト ビジル」はすばらしいものでした。
生のオーケストラとコーラスが心にしみる調べを奏でる中、映像になった犠牲者を悼む式典が執り行われ、グリンバーチのスピーチが会場に響きました。人々はしばしの間犠牲になった魂と会話をし、深い時間をともにすごし、2度とこんな悲しみが起きないように「飲酒運転根絶」の誓いを新たにしました。
3日間、50クラス以上も用意されたワークショップを前に、受講したいものが重なっていたりして、とても迷いましたが私はYOUTHを中心に受講しました。
最初は『難しい英語は聞けるのかな?』と心配の方が先でしたが、どのクラスも私に取って、得るものが多く、アメリカ人の中にいることさえ忘れるほどの実り多い時間でした。
ケンタッキー州での「未成年者が飲酒しないため」の実際の活動紹介
未成年が大人のふりをして酒を手に入れることができる場所がたくさんあるため‐コンビニ、レストラン、商店、薬局‐などを学生が警察官といっしょに回って歩き未成年者の肩をたたく取り組み (ショルダータップサーベイ)
「21歳以下はお酒を飲めません。」という手作りのシールを貼る取り組みについて学びました。
2、警察官主催の研修はとても楽しく、ジョークを交えながらの授業で印象に残っています。
実際に補導している場面の映像を流し、証拠写真や飲酒の呼気検査をする。
親に通知し、次の日の朝、親に迎えに来てもらいます。 その時、自分がやってしまったことを本人から親にしっかりと話をさせ、理解させます。
中には「手に負えない集会」もあるとのことで、大勢の人数・大音響で騒音をたてる・散らかす・道路の妨害などの処理の仕方など、警察官の苦悩がしのばれました。
酒を提供する店が違反をした場合「未成年にお酒を飲ませた場合に180日営業停止になる」という、真っ赤な張り紙貼りますがその張り方も習いました。
警察官とMADDのユースが一緒に活動するアメリカ。
そして、「MADDの協力があるからこそ取り組みやすい」という警察官のことばから、専門家と草の根が力を合わせ「未成年の飲酒防止」に取り組んでいる姿勢に多くのことを学びました。
3、高校の授業の実際では
アメリカのティーンが最初にアルコールを口にするのは14歳が一番多い
子供たちの集中力の限界は8分
スピーカーはいつも同じ人ではなく様々な人の話を聞かせることが大切
体験する事が重要(ゴーグルやその他の体験)などのキーポイントを学びました。
その他、「21歳飲酒年齢について」の賛否を問うディスカッションや模擬裁判の実際
司法制度の在り方についての論議、魅力的なスピーカーになるための方法、ロビイストの養成
メディアへの感謝と表彰 警察官への表彰 テレビ番組の上映と製作者への表彰 スポンサーへの感謝と表彰 そして日本からの政府関係者も参加された「飲酒運転根絶への手法」としてのインタロックのクラスなど、目も眩むほどの内容でした。
3日間の研修で私はたくさんのことを得ました。
‐手助けが必要な人にさりげないやさしさを‐アメリカの人々は誰もが普通に実行します。
「手はどうしたの?」たくさんの人々が率直にたずねてきました。そして口ぐちに「I'm
so sorry」と言ってくれました。私の心は温かさに包まれました。
日本では「かわいそうに」「若いからすぐ治るよ。」「手でよかったね。」「生きているからいいでしょう。」と言われることに慣れていた私には新鮮な驚きでした。
飛行機の中でこんなことがありました。
私の隣に座っていたアメリカ人の奥さんが旦那さんとけんかをはじめたのです。「なぜ、あなたは隣の人をサポートしてあげないの?」腕の不自由な私に知らん顔をしていた旦那さんを、おくさんがどなったのです。こんなことって日本にはありません!!!
何よりうれしかったのは「なぜここに来たの?」と聞かれ「セントルイスでMADDの大会が開催されたから」と答えると、『MADDの活動ご苦労様。いつもありがとう。」と誰もが言ってくれたことです。スーパー、レストラン、ファーストフード店、地下鉄など、道ですれ違った人々でさえも、普通に言葉をかけてくれる。MADDの存在と価値観を改めて知らされた出来事でした。
今回は貴重な体験をする機会を与えて下さった皆様に感謝して、自分の得たこれらの宝物を生かしてMADD
Japanの活動に生かしていきたいと改めて誓いました。
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