2009年5月 「福岡市で幼児3人を死亡させた被告に危険運転罪認め、懲役20年」

初夏の陽射しと風がきもちのいい季節になりましたね。
庭に咲く薄紫色のジャスミンが風に揺れ、甘い香りを漂わせています。たまに陽炎のユラユラ揺れている景色にクラクラしてしまうこともありますが、帽子や日傘をさして様々な花の香りを楽しみながらのお散歩も良いものです。
今月のニュースをお知らせ致します。

 

福岡市で幼児3人を死亡させた被告に危険運転罪認め、懲役20年
判決を受けてMADD Japanは以下のコメントを発表します。
被告人側は「酒の影響により運転が困難でなかった」と立証できないことになりました。
21日から始まる裁判員制度で危険運転致死罪が対象となります。司法のプロが出した今回の判決は「飲酒運転」の基準が明確に示されたものです。青年として、もう一度、人間の魂を取り戻し、生きなおす機会を手にして欲しいと願います。

判決前にホームページ上に掲載していたMADD Japanからのコメント
MADD Japanは、彼が事件後にとった卑劣な行動から推しても、自分の犯した罪に向き合い、懺悔しながら生きていく以外に道はないと考えています。なぜ彼は「自分にできる人間としての最低なこと」にさえ気がつかないのでしょうか?そんな男を裁く側の人々にできることは、彼に軽い判決を下すことではなく、彼の人間魂に喝を入れる判決以外に考えられません。彼が正常な運転が困難でなかったと主張したいのならば、被告人側に立証させるのが本筋です。 アメリカではすでにその方式を採用しています。殺された幼子の魂は黙っているはずがありません。MADD Japanはそう信じています。

村上處直副理事長のインタビューが経済誌「週間ダイアモンド」に掲載
地震被害に遭ったときは、その地域にある企業の地域貢献が大切であり、先生は「自分たちだけがよくてもダメだ」と企業の姿勢を戒めています。MADD Japanが企業に求めている社会貢献の在り方と共通していますね。